油揚げ・厚揚げ 地域性があるのか?

2020.5.14

札幌もすっかり暖かくなり、過ごしやすい毎日になってきました。春はいいですね!
まだ札幌近郊では予断を許さない感じがありますが、多くの地域で緊急事態宣言が解除になるくらいまで見通しが立っているのは喜ばしい事だなと。あとは第二波が大きくならないことを祈るばかりですね。

この一連の巣篭もりで、みなさんお家ご飯の機会が増えたと思います。
私ももれなくそうだったのですが、なかなかメニュー決めるのも大変になってきますよね。
これから書く内容はレシピ紹介とかでは全くないのですが、、、


パッケージデザインの依頼を受けて初めて知ったことが、油揚げと厚揚げに種類がある!っていうことです。ご存知の方は今更何を!?というレベルだと思うのですが、知らなかったですし、気にもとめたことなかったんです。
油揚げも厚揚げもお豆腐を油で揚げたものというところは同じですが、厚さ・食感など様々あり、それによって調理方法や出来上がったお料理も変わるんです。

油揚げですと、中がスカスカ(表現がイマイチですね)で詰め物がしやすい稲荷寿司に最適なものや、手揚げ風と記載されることの多い肉厚なもの、さらにさらに肉厚な栃尾揚げと呼ばれるものなど。
厚揚げですと、木綿豆腐を使用したものと絹豆腐を使用したもの。絹豆腐を使用した厚揚げは「絹厚揚げ」と記載されているようです。

正直これまで油揚げはお稲荷さん作るときくらい(滅多に作らない)、厚揚げはあまり好きじゃなくほぼ買ったことないという生活だったのですが、デザイン制作時にサンプルをいただいてイメージが変わりました。
まず、手揚げ風あぶらあげ!焼いて薬味かけたらもうそれで美味しい!しかもすぐ出来る。
絹厚揚げもふわふわで美味しい!これも焼いて薬味で美味しい!めちゃ簡単。
今まで私が持っていたイメージと違ったので、なかなかびっくりでした。

あげはち」という商品のパッケージにイメージ画像が掲載されていますが、サラダマリネなど、思っても見なかったお料理にも使えます!
さとの雪食品さんのHPには色々レシピも載ってますので、ご興味ある方は。

でもですね、ふと何で私はこんなに揚げの情報に疎いんだろうと思いまして。
ここからはただの主観ですが、北海道って油揚げや厚揚げ文化が薄いんじゃないかと。
スーパーの棚割りを見てみると、以前住んでいた関東に比べると面積が狭いような気がしていました。特に厚揚げは取り扱い数も少なく、自宅の近所のスーパーなどは1種類、多くて2種類程度しか置いていません。

サンプルをいただいてすっかり油揚げ&厚揚げモードになった私は、近所でがんもどきを購入したのですが、
(何故がんもなのかは野菜も入ってていいかなぁという単純な発想と売っていた厚揚げの原材料が気になったからだったのですが、、、)
たまたま選んだのが悪かったのだと思うのですが、とにかく美味しくない…
商品選択肢も少ないという状況ですっかり意気消沈しました。

その後、関西のスーパーに視察に行かせていただく機会があり、棚の面積が大幅に広く、もちろん取り扱っている商品数も断然多く。これだけ売ってるということは消費量も多いということですよね。やっぱり北海道は揚げの消費量が少なく、札幌生まれ札幌育ちの私はそんなに食べる習慣がなかったのだと勝手に結論づけました。

たった今、「小揚げ」について書いてあるブログを発見しまして読みました。
興味ある方検索してみてください。
お稲荷さん作るときはこれでしょ!と思って何も疑問に感じてなかったのですが、道外の方からみると小さいんだそうです。知らなかった、、、
そうなると上段の方に書いた稲荷寿司に最適な油揚げも道外の方と認識違うかもですね。
まだまだ分からないことだらけのようです。

個人的には、国産大豆シリーズが好きです。青いパッケージのものです。
西日本にお住いの方は、ぜひ一度食べてみてください。

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